「MGC S&W M29 PPC カスタム6.5inch を愛した三人の刑事 Vol.1」で紹介した三人の刑事。西部警察と太陽にほえろ!では世界観が違うので同じM29PPCカスタムを手にしてもストーリーの中での小道具としての立ち位置も変わる。そういう意味では、私は太陽〜のブルース刑事が持つM29PPCカスタムが好きかもしれない。

西部警察 沖田刑事
西部警察 山県刑事
太陽にほえろ! ブルース刑事

このM29PPCカスタムがテレビ画面から衝撃デビューをしてから40年近く経つ中で、当時MGCから発売されたモデルガンの中でも高額だった為にあまり流通していない事もあり、ネットオークションなどで手に入れようとすると20万円から30万円、中には50万円で取引された例もあるくらい激レアな商品である。

当然、そんな高額なものは手に入れる事は出来ないので、今回縁あって購入したのは「レプリカ」である。

レプリカと言っても本体はMGCのM29マグナムを使っているし、特別に製作されたパーツもオリジナルから型を取ったりこだわりをカタチにしているので、私は絵的に雰囲気が醸し出せたら全く問題なしなのです。

でもちょっと気になったのが色味と艶でした。表面は2液のソリッドブラック艶有りで塗装という事でバレルと本体は艶やかに、リブサイトはマットな感じに… これは、全体がマットにならないかと思い、製作者の方にお願いをしてみました。

すると快くマットブラックバージョン、しかも当時の木製グリップ付きで製作して頂くこととなったのです。

まさにM29PPCカスタム・パーフェクトバージョン(マットブラック・木製グリップ)プロジェクト始動です!そして、数日後に届いたものは期待を遥かに超えるものでした。

早速、いつものイメージ撮影です。当時のシーンを思い浮かべながらファインダー越しに銃を眺めながらシャッターを切っていきます。

やはり、マットブラックはなんとも言えない質感。そして、木製グリップは重厚感がありますね。

でも、他の銃と並べてみると別のシーンではマットブラックよりも艶やかなソリッドブラックの方が絵になる場面もありました。

逆に光沢なM29PPC カスタムも個性があって悪くない。

2020.12.12.i.75000.M29PPCカスタム・パーフェクトバージョン(マットブラック・木製グリップ)

後編ではマットブラックとソリッドブラックを並べたところも見比べてみて下さい。つづく…