暴力組織・銀竜会の元構成員で、金銭トラブルから組長を射殺し、他にも銀行強盗などの前科のある西部警察署きってのブラックリストのひとり土倉純司が現金5,000万円を奪って逃走。
更に広島駅でとある男性を射殺したとの報が入り、直ちに鳩村と沖田両刑事が現地入り。大門団長、浜、平尾、北条ら軍団刑事も後を追った。
戸倉が住んでいたアパートの隣人で、事件発生から行方不明になっていたにしき堂の工場に勤めていた青年を間一髪のところで爆破から救出した軍団刑事達はマシンRSとサファリに乗り、ジャックされた市電へと向かう。
戸倉の尖兵として行動する田山は、時限爆弾を手に市電をジャック。乗客と運転手を人質に100ドル紙幣による100万ドルを要求してきた。
鳩村刑事の駆けるKATANAが先陣を切り、走る時限爆弾と化した市電を追跡。沖田刑事の運転する真紅のマシンRSが続き、さらに広島県警の白パトがその後を追った。
木暮から100万ドルを託された大門団長は、スーパーZで鳩村らと合流!
KATANAを追い越し先頭に躍り出たスーパーZは、コックピットサイドのガルウィングを開け、そこから大門が、市電の乗車口目掛けて100万ドル入りの鞄を投入。
だが、市電は一向に動きを止めず、人質を解放する気配も見られない…。
実は卑劣極まりない凶悪犯・戸倉は、時限爆弾と思わせて田山をも騙し、手にしたリモコンスイッチで田山もろとも市電を吹き飛ばすつもりだった。その計略を見抜いた木暮課長と大門軍団は一計を案じ、最後の賭けに出る!
大門軍団の作戦で、市街から少し離れた宮島口にある、操車・停車場に誘い込まれた市電・にしき堂号を、先回りして給水車とドッキングしたサファリ4WDが迎え撃った。
放水ノズルのハンドルを握った鳩村刑事!強力無比な放水攻撃で田山も身動きを封じられ、その隙に人質も救出された。
非常な土倉が起爆スイッチを押し、市電は爆発炎上!
人質になりすまし、まんまと田山から身代金100万ドルの鞄を受け取った黒幕の川野は、土倉と合流すべく広島港へ向かう。その前に木暮が立ちふさがった。木暮は「待ち人来らずですな。もっともあんたにとっちゃ命拾いだ」と、戸倉が川野を殺して現金を奪い、ひとりで逃走するつもりだった事実を告げる。
尚も抵抗する川野に、木暮の強烈なパンチが炸裂!その場に崩れ落ちた川野を広島県警が連行し、ここに広島県を襲った一大事件はようやく幕を閉じた。