やっと見つけた！小学生低学年で観た山さんが泥だらけのリンゴを食べるシーンが忘れられなくて…。太陽にほえろ！第23話「愛あるかぎり」

私が小学校2、3年生だった頃、友達の家で焼き芋を食べながら観た山さんが泥だらけのリンゴを食べるシーン（再放送）子ども心に衝撃を受けてずっと気になっていたのですが、ストーリー自体は全然覚えていなくて、いつかこの泥だらけのリンゴを山さんが食べる回を観たくてずっと探していたのですが…。遂に見つけました！

1972年12月22日放映第23話「愛あるかぎり」主演露口茂（当時40歳）

冒頭では賭博の現場に踏み込む七曲署の刑事たち。仁義なき戦い的な乱闘シーンの中で殿下が撃たれて負傷を負い、マカロニはその看病という設定で事件の発端から解決まで山さんとゴリさんのコンビが活躍。その分密度が濃く、山さんのキャラクターや夫婦の絆が描かれている。シンコ役の関根恵子は出演していない。

※ 冒頭のシーンは登場人物を山さんとゴリさんだけにするために用意されたシーン？

殿下は大掛かりな弾丸の摘出手術を行う中で、山さんは心臓に持病がある自分の妻・高子の手術後の容態を気にかける…。主治医は山村の刑事という職業がよくないという。悩み抜いた末、意を決して非番の日に妻を連れ出して叔父のところに就職を頼みに出掛けた山村は途中で三人組のチンピラのカツアゲを目撃して注意した。

※ 妻・高子が心臓病に苦しんでいて手術をした日も事件を追ってそばについていてやれなかった事にすまないと思っている山さん。手術後の不安に再発するかもしれない、山村の刑事という職業が高子にとってよくない。という理由で山さんは刑事を辞めようと決めていたんですね。

少年院を脱走している彼等は山村を刑事と知って捕まる事を恐れ、高子を人質に取って逃亡をはかった。ナイフを首につきつけられて恐怖にさらされる高子。妻の身を案じつつ、三人組を必死に追う山さん。

※ 路地の奥で若い男女三人組がカツアゲしている現場を目撃。普通の人には判らないが、長年の刑事としてのカンが見抜いたのだ！この辺がちょっとゆるくなる場面なのだが、山さんが奥さんに今日は非番なのだから行かないでという奥さんにもツッコミで一旦、行き過ぎようとする山さんもオイオイである。それから、やはり黙って通り過ぎるわけにはいかず、結局カツアゲの現場に行くのだが、ここでも山さんらしく無くズルズルとやり取りした後、三人組に殴られ、抵抗もせずに奥さんにナイフを突きつけられて逃げられるという失態を犯す。いやいや、普通の山さんならここでバチっと解決しちゃいますよ（苦笑）

偶然に殿下のお見舞いに行く途中だったゴリさんと共に犯人を追う。

※ 刑事ドラマでお決まりのタクシーの運転手に警察手帳を見せて「あの車を追ってくれ」のシーンだが、あれ？山さんって休暇中でなかった？何故警察手帳持ってるの？何よりも、偶然に殿下のお見舞いに行くゴリさんと出逢うのも…（苦笑）

高子を人質にとって、通りがかった車を奪って逃走した三人を追いかけ

走って追いかけ…。

高子は三人のアジトであるとある掘立て小屋に連れ込まれた。

ゴリさんは三人の身元を洗う為に一度、七曲署に戻るのだが、あまりにも不自然な行動にボスが気付く。そして、山さんの奥さんが脱獄中の犯人に拉致された事をボスに話すのだが…。山さんは自分の手で事件を解決したい、しかし身内だと事件から外されてしまうかもしれないから誰にも言わないでほしい。という状況をボスは素早く飲み込み、山さんとゴリさんの二人でこの事件を解決する事を許すのである。

※ さすが、ボスである…。ってオーイ！こんなヤバい状況で許して良いのか！（苦笑）しかも脱獄犯だぞ！なんだか逃走中の犯人も何の目的もなく、早く一係のメンバーが出動していつもの様に事件解決した方が良い様な気がします！ボス！ちなみにこの時のボスの年齢は38歳である。凄い貫禄です。山さんは40歳、ゴリさんは32歳なんですね。