警察も使用した刑事ドラマ定番の拳銃
1960年代から80年代初頭にかけて生産された銃。全長20cmに満たない大きさで携帯性は抜群。安全性にも優れていた。ローマンとは”法の執行人”を意味しており、この拳銃は警察や法執行官向けに開発されたと言われている。
曲撃ちを駆使して多くの犯人を制圧してきたユージ。
両手で構える。両手で狙いを定めるのが、ユージのガンスタイルの基本。片手撃ちもするが、タカよりも拳銃を低い位置で構える。
追跡スタイル。多くのファンがマネしたユージの銃を持った走り。脇をシメて、手に持った拳銃をやや外側に向けて激走する。
モデルガン独自のアレンジが加えられているものの、基本的に実銃と同等のメカニズムと動作が可能となっている。メインフレームはABS樹脂のみで成型し、金属製シャーシやパーツにより強度を確保する構造となっており、前作のMGC 44マグナムに比べ改造防止対策が強化されている。
2/4インチの2種類の銃身長の他、エキストラクターロッドシュラウドの有無など、数多くのバリエーションモデルが発売された。
- 銃身長バリエーション
- 2インチ – エキストラクターロッドシュラウド無し。
- ニューローマン2インチ – エキストラクターロッドシュラウド有り。シュラウド無しに比べ若干銃身が長い。
- 2インチクラシック – シュラウド無し2インチ復刻版。実銃に近い刻印に修正。
材質/仕上げバリエーション
- スチールブルー(ABS樹脂標準仕様) – 2インチ
- HW樹脂 – 2インチクラシック
- SRHW樹脂 – ニューローマン2インチ
本製品は日本で発売されていたモデルガンの中でも作動が安定していたことと、当時の日本でモデルガン化されていたリボルバーの中では数少ない短銃身タイプが充実していた製品であったことから、日本の刑事ドラマにおいてプロップガンとしていくつもの作品に登場した。
日本で製品化され発売されるリボルバー式のモデルガンの多くは、長銃身で大型の“マグナムリボルバー”であり、日本の警察の装備品として用いられているような短銃身小型のリボルバーの製品は多くはなかったため、本製品はコルト.32オート、および.32オートをモデルとした“日活コルト”と並んで映像作品に多く登場する拳銃である。
使用された主な映像作品「西部警察」「あぶない刑事」「太陽にほえろ!」など他多数
2021.01.10.y.45500.MGC COLT LAWMAN MKⅢ HW CLASSIC MODEL