MGC製M59には、製造時期によって微妙な仕様の違いがある。
前回は「前期型」の魅力を語ったが、今回は後期型に焦点を当ててみたい。

太陽にほえろ!・ドック刑事・MGC・M59・後期モデル・ドックホルスター

後期型のM59は、第一印象として“軽やか”だ。
フレームのシルバーは明るめで光沢が強く、前期型のサテン調に比べてやや華やかさを感じる。
スライドのブラックとのバランスは保たれているものの、全体として「実物感」というより「映像映え」を意識したモデルという印象だ。

刻印も浅めで、エッジが少し丸くなっており、ディテールはやや簡素に見える。
ただ、そのぶん扱いやすさは向上しており、発火モデルとしての安定感や組立精度は後期ならではのメリットだろう。

この後期型M59も、ドック刑事の腰に下げられた一丁だった可能性がある。
そしてそれを収めたホルスターが、また良い。

前期型ホルスターが“佇まい”を魅せるなら、後期型ホルスターは“動き”を魅せる。
抜きざまの滑らかさ、ホックのスムーズな外れ方、素早く構えるまでの導線。
ホルスターそのものが、ドック刑事の“スタイル”を支えていたのだ。

当時の視聴者は、ドック刑事の言葉ではなく、その一連の動作に惹かれていた。
M59を抜く一瞬──そこに宿る覚悟と生き方。
その感覚を今も体験できること、それがコレクションの魅力だと思う。

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