1981年12月20日、12月27日放映

鳩村 英次(舘ひろし)
刑事・巡査長(西部署特別車両機動隊長兼任) → 捜査主任・巡査部長。

PART-I・第109話からPART-III・最終話まで。西部署に特別車両機動隊(略称・特機隊)が設立され、その隊長を兼任する形で、大門の指名と親代わりだった本庁の鳴神警視(演:加藤和夫)の推薦で西部署に着任(PART-I 第109・110話)。

バイクは無論、射撃・格闘いずれをとっても超一級の腕前を持つ。それ以前には警視庁から選抜されてロサンゼルス市警察SWATへ長期研修に派遣されていた。米国でも猛烈な暴力派として恐れられ、「ワイルド・ハート(Wild Heart、「ハート」は「鳩」に由来する)」との異名を取った。この呼び名は、帰国後の鳩村着用のライダー・スーツの背中部分に印字されている。配属当初はアメリカンスタイルへのこだわりもあり大門や仲間達に対して反抗的な面があったが、その後殉職した松田の後を継いで大門軍団No.2的存在へと成長する。

愛知県出身(演ずる舘と同様)。地元には『あさくま』に勤務するヨーコ(字は不明)という幼馴染がおり、彼女曰く歌手または俳優を目指して上京したとのこと(PART-II 第38話)。

当初はスズキ・GS650G(市販車には無いブラックカラー)で117話以降はハンドルがノーマルセパレートタイプに交換されている。そしてPART-II第3話以降はスズキGSX1100S KATANA (こちらも市販車には無いブラックカラー、その他にシートやテール、マフラーも交換されている)、終盤のPARTⅢ第60話から特注車の「KATANA-R」を駆使して、軍団内でも特に高機動力を誇る捜査を展開。軍団や特機隊を主導するが、オートバイに乗らずに覆面パトカーやスーパーZ、RS軍団各車を運転することもある。軍団がスーパーマシンを連ねてあたかも大名行列のような隊列を組んで目的地に向けてクルーズする際(特に地方ロケの回には頻繁に見られた)には、愛機・KATANAで先導役を担うのが通例。

オートバイ運転時以外は常に黒のスーツを着ており、PART-IIからは黒縁のサングラスを着用する。時代的に規制が厳しくなったためか、ノーヘル姿ばかりが目立った巽とは異なり、オートバイ運転時はほとんどジェット型のヘルメットを着用。

PART-IIでは沖田と、PART-IIIに入ってからは山県と共に軍団の「二枚看板」として前面で活躍。ライバルの沖田・山県とはそれぞれ仲も良く、いずれとも高度な連携プレーによって事件解決にも貢献した。

アメリカ帰りであるため、PART-Iでは暴力的な捜査手法や英語交じりの言動が目立ったが、PART-IIからは控えめになり、PART-IIIでは仲間に鉄拳制裁を加えたり、沖田や大門の死に直面した際には(第6話、最終話スペシャル)耐えられず激情を露にするなど、熱い一面が強調された。また、上司である大門を一度殴ったこともある(PART-III第4話)。

階級は初登場の際に大門から「巡査長」と紹介されていたが、PART-III「ターゲットX鳩村刑事絶体絶命!」に出てくる警察手帳には「巡査」と明記されている。

拳銃はPART-Iではコルト・ローマン、PART-IIからはコルト・パイソンの4インチPPCカスタムとS&W M36 チーフスペシャルの二丁拳銃を使用。

米国派遣時以来の恋人・マリア(演:セーラ)がいたが、鳩村がプロポーズしようとした矢先、事件に巻き込まれ殺害されてしまった。実は、マリアの正体はFBIの秘密捜査官で、事件を追っていたのであった(PART-II 第13話)

舘自身は第30話で一旦降板したが、別のキャストで再登場を果たしたという珍しい例である(第109話より登場)。このような異例な措置がとられた理由は、舘が当初演じていた巽刑事の殉職に対してファンから抗議が殺到したため、スタッフが検討した結果、別人として再登場させることになったものとされている。

また一方で舘本人の話では、入院していた裕次郎の見舞いに行った際に、裕次郎本人直々に「(西部警察へ)帰ってこい」と言われたとの事で、石原プロのピンチという事もあってか「自分でお役に立てるのなら」と二つ返事で了承したというエピソードもある。この再登場により、舘は加納を除く全てのレギュラー出演者との共演を実現することになった。

なお、巽と鳩村はいずれも舘ひろしが演じているため、両者の容姿が瓜二つであるにも拘わらず、2人が似ているという設定は無く、鳩村と大門軍団の初対面時にも、巽が想起されるような描写は一切なかった。

そして私のコレクションであるこのコルト・パイソンの4インチPPCカスタムはレプリカ品でこのPPCカスタムで一番印象的なバレルに白文字で刻印された「MGC CUSTOM GUN WORKS」やシリアルナンバー、マズルのライフリングやリヴサイトの刻印も入っていません(涙)

木製グリップも当時のものとは木材もカタチも違います。

だから、写真で再現!と言うのがイマイチカタチにならない感じです…

舘ひろしさん演じる刑事で二丁拳銃と言えば、あふの鷹山敏樹ですが、実は西部警察の鳩村英次の前のハーレーに跨った暴走族刑事の巽総太郎から二丁拳銃にしていたんですね。

でも、やっぱり舘ひろしさんはオートマチックよりもリボルバーの方が似合う気がします。

当時、一度死んだ人間が何の違和感もなく登場して、何事も無くドラマが進んでいったのですが製作側も視聴者もそれはそれ的な感じで受け入れていました(笑)

日本は銃社会ではないので、最近の若い役者さんとかは銃の構え方がカッコ良くない、様になっていないのですが、この世代の刑事ドラマ役者はガンアクションがメチャクチャかっこいい!

特にガンマニアと言うわけではないですが、当時の刑事ドラマを語るのにやはり、各刑事のキャラクターに、合わせた演出アイテムとして「GUN」ほ重要なのです。それとサングラス(笑)

ちなみにこの鳩村サングラスは石原プロワールドで売っているホンモノのレプリカです(笑)

2020.11.5.m.6400sunglasses