マシンRS-1・RS-2・RS-3

PART-IIIの第16話「大門軍団フォーメーション」(1983年8月21日放映)より登場。この3台のマシンを総称して「RS軍団」と呼称することがある。

共通装備品…FET極東製エアロパーツ・エンケイ製メッシュホイール・サイレン・赤と黒のツートンカラー。当時、日産自動車では西部警察仕様のメーカーオプションを設定していたこともある(赤灯などを除く)。

それぞれ「RS.1」「RS.2」「RS.3」とドアに書かれた専用の格納庫から発進する。

RS-1(攻撃・戦闘指揮車)
日産自動車スカイライン2000ターボRS(DR30JFT前期型)ナンバーは「品川59 た 35-29」

発砲して抵抗する犯人に対応するための単装20ミリ機関砲2門が助手席側のルーフ部分に装備されている。

マフラーに擬装した急加速装置「アフターバーナー」を装備し、追跡時に威力を発揮する。

ルーフには空力抵抗を考慮したための変形バーライト(大型警光灯)を装備。

助手席に大型コンピュータを設置しているため定員は1名となる。

コンピュータには敵味方識別装置 (IFF)、目標物の平面・側面投影が可能な逆合成アパーチャレーダー (ISAR)、レーダーホーミング装置が装備されている。

エンジンは純正のFJ20ETにチューニングを施し280psを発生。最高速度は265km/hで、アフターバーナー使用時の最高速度到達時間は16.3秒である。

初登場時のみ大門が運転し、以降は山県刑事がメインドライバーを務めたが、それ以外の刑事が運転する機会も多かった。

なお、劇中で特殊装備が使用される機会はほぼ皆無で、単装20ミリ機関砲が使用されたのは初登場時と鹿児島ロケの2回のみ。

アフターバーナーが使用されたのは初登場時と仙台ロケの2回のみである。


RS-2(情報収集車)
日産自動車スカイライン2000ターボRS(DR30JFT前期型)ナンバーは「品川59 た 35-28」

特殊無線機(警察無線、航空機無線、船舶無線、遭難自動通報無線、アマチュア無線、各種緊急無線等の送受信が可能。

無線機は八重洲無線FT-77S)、無線傍受用アンテナ、電動式サンルーフ、4連装特殊弾発射筒(通常とは逆ヒンジで開くトランク内に装備され、無煙閃光弾、信号弾、曳光表示弾、発煙弾、催涙ガス弾の5種類の特殊弾を発射可能)

センサー信号処理装置、パルスドップラーシステム、シグナルコントロール(旧マシンRSとは異なり、信号機を青だけでなく赤にも変えられるようになっている)などを装備している。

トランク部分の後部両端に長めのアンテナが取り付けられており、このアンテナの先をサンルーフ部分に固定している。

助手席側の床は鉄板張りのフラットフロアとなっており、シートを後部へスライドさせることでサンルーフからの安定した射撃が可能となっている。

また、サンルーフを装備するためにRS-1・RS-3に装備されている大型パトライトは設置されておらず、車体後部側面に反転式パトライトを装備しているのが特徴。

スペックはRS-1と同様だが、乗車定員は2名。劇中では五代刑事が運転し、南刑事が助手席に乗車するシーンが多く見られた。

五代刑事が不在の際は平尾刑事が運転したほか、正月スペシャルでは北条刑事が南刑事を助手席に乗せてマクドナルドのドライブスルーを利用していた。

RS-3(情報分析車)
日産自動車スカイライン2000RS(DR30前期型)
ナンバーは「品川59 た 35-26」

旧マシンRS。RS-1・RS-2の登場を期にルーフ上の大型パトライト・エアロスプリットなどのエアロパーツの追加と、タイヤサイズの変更といったRS-1・RS-2に仕様を合わせるための再改造を実施し、RS-3となった。

なお、エンジン、ボンネット、リアスポイラー、サイドステッカーは改造前から変更なく、RS-1・RS-2とは異なる箇所となっている。

劇中では北条刑事が運転し、平尾刑事が後部座席に乗車するシーンが多く見られた。

その他では平尾・五代刑事が運転することもあったほか、地方ロケでは南刑事が運転する姿も見られ、最終話のみ山県刑事も運転していた。