私は初代ゴジラは知りませんが、キングギドラ、モスラ、ミニラ、メカゴジラなど1960年代のゴジラを映画館で観た世代
娯楽映画としてのゴジラ-1.0は賛否両論あるかもしれないけど、ALWAYS3丁目の夕日や永遠の0などを手掛けている山崎貴監督の脚本とVFXを担当した白組のチームワークにより迫力ある映像と音響を楽しめました。
私の映画の感想は(この先ネタバレあり)目みに見える恐怖と目に見えない恐怖を知るコト。この映画ではゴジラという目に見える怪獣との戦いが描かれていますが、その背後にあるアメリカ、ソ連、そして日本の事情。更にはゴジラが撒き散らしたゴジラ細胞のパンデミックが映画の裏側でいくつも伏線がはられていたのを見つけて回収する事で、この映画の本当に言いたかった面白い部分では無いかと思いました。(浜辺美波演じる大石典子のラストに注目)
コロナが落ち着いて、お客さんが戻って来ていると思えるかもしれないけど、本当の戦いはこれからだと山﨑監督は言っているのでは…
山崎貴監督の映画『ゴジラ-1.0』自体、私は好きな作品でした。映画を観終わった後すぐにサントラをダウンロード(笑)車内ではあのゴジラのサウンドが響き渡っていました(爆)
その後、「ゴジラ-1.0」のモノクロ映像版「ゴジラ-1.0/C(ゴジラマイナスワン/マイナスカラー)」が公開されたのですが…
出来れば、こっちを先に観たかった… 先行公開されたカラー映像版も迫力があったのですが、それを先に見ているから細かな描写まで情報として入ってきていたのですが、このモノクロ映像版は、単にカラーをモノクロにしただけでは無く、モノクロ映像版にすることで観ている側のイマジネーションがかき立てられ、映像とサウンドの効果で恐怖心や不安感がより一層感じるコトが出来ました。
やはり、情報を遮断されるモノクロの世界というのもイイですね。
あまりにも全てのコトがさらされている現代… チラリズムと言う人間の想像力をかき立てる言葉は死語となり、与えられた情報が全てという現代社会では、考えることをしない人間が増えているような気がします
映画を観終わった後、サントラと共にハマったのが、モノクロで撮影する写真(苦笑)
モノクロ写真は、単にフィルターでモノクロに変換するのでは面白くありません。
モノクロにすることを前提に、白いところと黒いところをバランス良く生み出すことが必要です。つまり「陰」と「陽」、「光」と「影」をつくり出すのです。
私がこのキャメラのフィルター機能を単にモノクロにして撮影した写真は、全くセンスはありません(苦笑)
でも、ちょっと本格的にモノクロ写真… 撮りたいなぁ
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