今流行のガチ中華でも無く、町の満腹中華でも無い、ココでしか食べられない創作中華のお店、山口市の湯田温泉にあるチャイニーズキッチン 貴で美味しいランチして来ました!
まずは絶対に食べてもらいたいランチは「トマトたっぷり海老のチリソース」。プリプリの大きな海老とフレッシュトマトをふんだんに使ったチリソースが抜群
貴のエビチリは大きくてプリプリで衣を纏わない裸の海老なので風味香りが直接やって来ます
そして、香り豊かな山椒を使った本格的なマーとラーの貴特製四川麻婆豆腐も絶対オススメ
オーナーシェフの山本さんは中華の達人。オフの時は屈託の無い可愛い笑顔なのですが、中華鍋を持ち食材と火の前に立つとその眼差しは一転。
昔から私は感じていましたが、山本シェフの料理は生きている。もちろん食材の鮮度が高いとか、高品質な食材を使っていると言うこともあるのですが、やはり、調理技術が「料理が生きている」と感じさせてくれるのだと思うのです。
中華料理で使用される「中華鍋」は底が丸い形状をしているので、鍋の周囲に回り込んだ火の熱も余すこと無く利用でき、かまどから火が漏れない為、熱効率も高いそうです。
中華料理は火力の調整はせずに、強火で一気に仕上げる。だから、食材を入れるタイミングや調味料を入れるタイミングが大事だと聞いたことがあります。
中華鍋の調理技法の一つに「鍋肌」という使い方がありますが、底が丸い中華鍋の形状を利用して、鍋の中で熱の温度の差を利用して、香りを引き出したり、辛味成分を熱で飛ばして、味と香りだけを残すなどの技術で調理していくプロの技なんですね。
また、中華鍋を振って食材を宙に躍らせるシーンもありますが、あれも鍋肌の熱を利用して、水蒸気を飛ばしたり、全体をかき混ぜて味を馴染ませる意味があるそうですが、家庭用のガスコンロで我々素人が格好だけ真似てもあまり意味が無いような気もします(笑)
その日その日の食材の状況や気候、お客さまのコンディションなどを考えた上で最高の中華料理を提供するために、中華鍋を使って火を操る調理技術は、単に調味料や食材だけが良ければ美味しいものを作れるわけではないのです。まさに職人技!
是非ともチャイニーズキッチン 貴・山本オーナーシェフの創作中華料理を食べてみて下さい!
チャイニーズキッチン 貴
[住所]山口県山口市湯田温泉6丁目8-61
[電話]083-932-1139
[営業時間]火~日 11:30~14:30、17:30~22:30
[定休日]月曜日
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