人の平均寿命は短い。ものすごく、バカみたいに短い。
80歳くらいまで生きるとして、あなたの人生は、たった4000週間だ。
年齢のせいなのか、最近は「時間」について凄く考える。50歳を過ぎた頃から、生き急がなければ!と心に強く思うようになった。
もちろん、この時代だからいくらでも長生きはすると思うが、仕事をすることで考えたら賞味期限というものが存在する気がする。
最近は、私よりも若いクライアントも増え、スタッフも若い。自分が培ってきた経験やノウハウをいかに若い人たちに伝えるか… 限りある時間の中で…
デザインで繁盛店をつくることをミッションにしてきた今まで…
繁盛店をつくるためには、売上を上げる為には… オシャレで格好いいデザインをすれば良いの? いや違う気がする…
それは、マーケティングやブランディングを勉強すればするほど、思うことがある。
それは「ひとの行動心理」もっと言えば「脳のメカニズム」的なこと
お店づくりもチラシやパンフレット、ホームページや看板、ロゴマークなどデザインをするときに、人がどのように判断して、どのように購入へとつなげるかということを考えます。
それって、やっぱりどうやって購入へと誘導するかという心理のコントロールですよね。
商品を手に取りたくなるようなパッケージデザイン、色で表現するのか、美味しそうな調理例の写真を大きく載せるのか。
客単価を上げるために落ち着いた内装と照明、座り心地の良いゆったりとしたソファー椅子にローカウンター…(スターバックスみたいな)
客単価を下げるために回転率を上る。そのために客席数を増やし、ハイカウンターを設置して長居をしないようにする。(マクドナルドみたいな)
このように、店舗の設計やパッケージデザインひとつをとっても、人間の行動心理を読むことは大切です。そんな経験やノウハウを限られた時間の中で、次の世代に伝えたいと切に願いながら、ワンカルビの焼肉を食べて若者に必死に話すおじさんですが… なかなか伝えるのはムズい。自分が若い頃に、親に「勉強しなさい!」と言われていたがピンとこなかったあの頃を思い出す(笑)