「いいか、弾が6発入ってるだろう。敵が10人いるんだ。これをどうやって倒すか。これが数学よ!」by ユージ
大学の建築学科を中退して、飛び込んだ商業デザインの世界
志半ばで交通事故という突然のアクシデントで他界した私の師匠
まだまだ、未熟な私でしたが、運命というのは私の敵なのか味方なのか… 数々の試練を受けるべく、独立へと…
当時はバブル期絶頂期と言うこともあって、サカモトデザインでの私は下請け業者からもチヤホヤされていました
ところが、先生が亡くなって、独立という道を選んだ瞬間にバブルははじけて、あっという間に不景気の波に飲み込まれる
チヤホヤされていたのは、サカモトデザインの私であって、私自身では無かった
そこから始まった暗黒の時代
自分の置かれた状況に気づいていなかった事もあって、割と愉しい毎日を過ごしていたが、お金も仕事も実績も無い現実は厳しかった
自分の作品づくりに必死になっていたあの頃…
違う!大切なお客様のお金を預かってデザインするのだから、必ず「繁盛店にしなければいけない」
色やカタチを整えるデザインでは無く、結果を出すためのデザイン
その為には、クライアントの企業理念をしっかりと理解した上で、デザインをする。商品やサービスの強みをどうやって消費者に伝えるかが、デザインの仕事である。
机上の空論で語られるコンサル的な話は信用できない。35年間経験してきた失敗や成功の中で得たものをクライアントへと提案していきたい。現場からたたき上げてきたことを実戦で発揮したい。
「いいか、弾が6発入ってるだろう。敵が10人いるんだ。これをどうやって倒すか。これが数学よ!」現実はこういうことなのです。