choshu han’s「やまぐち食彩店」認定！
山口県産の食材を使い、地産地消に取り組む店を県が認定する「やまぐち食彩店」に、下関市のごはんバーガー店が新たに選ばれました。
新たに認定されたのは、下関市後田町にある「choshu han’s」で、１８日は「やまぐち食彩店」と書かれた看板が店に贈られました。
「やまぐち食彩店」 下関市のごはんバーガー店を認定（2023.04.18）
「やまぐち食彩店」は、山口県産の食材を使ったメニューを提供する飲食店を県が認定して地産地消を後押しする取り組みで、この店では、山口県産の米に、長門市特産の「長州どり」や萩市特産の「むつみ豚」の肉と野菜をはさんだ「ごはんバーガー」を提供しているということです。
メニューは、管理栄養士の資格を持つ店長の田村愛さんがバランスを考えて作っていて、「やまぐち食彩店」に認定された下関市内の飲食店としては、36店舗目になるということです。
田村さんは、「まだまだ山口県の食材の魅力に気づいていない人もいると思うので、今回選ばれたことをきっかけに、より一層、山口県産の食材のおいしさを伝えていければと思います」と話していました。（素敵な取材ありがとうございます）
2022年冬… choshu han’sのオーナー田村愛さんが突然弊社に訪ねてきた。お弁当屋さんを始めたいという依頼でしたが、漠然とした事は決まっていましたが、実際にオープンするには色んな事が不安定な状態でした。
まずは、全体の事業計画の見直しからです。店舗出店地と店名は決まっていましたが、それ以外はほぼ白紙状態…
ここから、お店づくりをお願いされたのですが、この状態でお店をつくっても、事業計画にはそぐわないし、コンセプトもバラバラ、何よりも一番大事なメニュー構成自体もまだ未定菜ところがあって、これでは店舗づくりは無理でした。
田村愛さんの強みは、管理栄養士だということ。しかも地産地消にこだわったお弁当を提供したいという想いがあったので、この想いをどうビジネスにつなげるかというのが課題でした。
地産地消と言っても、決して簡単なことではありません。原価コストの問題や安定供給の問題など、ビジネスで考えると乗り越えなければならないハードルがいくつもあります。
そして、愛さんの管理栄養士という強みが、このあと、デメリットへとつながるとは、誰も考えていませんでした。
今回は、建築設計デザイン施工だけでなく、ロゴマークなどのグラフックはもちろんのこと、メニュー開発もお手伝いさせて頂きました。基本的なグランドメニューは管理栄養士が作ったお弁当！栄養バランスはもちろん、地元食材にこだわっているところが凄いです。
ただ問題は、味付けと見た目とボリューム、そして価格設定でした。医療施設で管理栄養士として調理していた愛さんの味付けは、一般の人が食べる弁当としては、少し味付けが薄かったのです。しかも、地産地消にこだわることで原価も上がり、その結果ボリュームが少なくなるなど、課題は山積み…
それでも、弊社事務所でああでもないこうでもないと言いながらお弁当を創り上げていきました。そして、愛さんが生み出したのが、ごはんバーガーです。
実は、ビジネスとして考えたときももう一つの問題が、回転率や製造工手の問題でした。限られたお昼時間にいかに多くの注文を効率よく捌くか、下準備をいかにしておくかが重要。これによって、売上は大きく変わるのです。
愛さんの性格上、丁寧にこだわってつくるので時間との闘いが大きな壁となりました。
それでも、彼女の人柄と色んな人に愛されるキャラクターが功を奏して、無事にオープンへとこぎ着けました。
その後は、しもマルのマルシェに参加してもらったり、ヤスベェさんの番組・FM山口 ザ・ムーブマンに出演したりして、着々と知名度を上げていきます。
今回は、下関地産地消推進協議会さんやJAさんにご紹介したことで、地産地消にこだわってきたことを認めて頂き「やまぐち食彩店」に認定して頂きました。
これも、彼女の人柄と色んな人のご縁でつながった結果だと思います。私もゼロからのプロデュースで、テレビ取材までされるようになったのは、我が子のように嬉しいことです。
これだから、この仕事は辞められない（笑）choshu han’sをよろしくお願い致します。
choshu han’s（地元食材で作るからだ想いのお弁当とお惣菜のお店）
［住所］山口県下関後田町1-8-12
［電話］090-1233-0831
［営業時間］11:00〜18:00、土曜日11:00〜14:00
［定休日］日曜日、祝日
