孤独のグルメ「下関市グリーンモール焼肉ソウル編」
時間や社会に囚われず幸福に空腹を満たす時、つかの間、彼は自分勝手になり自由になる。
誰にも邪魔されず、気を使わずものを食べるという孤高の行為。
この行為こそが現代人に平等に与えられた、最高の癒しと言えるのである。
今日はずっと前から決めていた… 初めてのひとり焼肉
夜にひとりで焼肉店に入るのは勇気が足りないから、日曜日の昼間… きっと人も少ないだろうと…
ドアを開けると「いらっしゃいませ」の声…
「ひとりです…」「そちらのテーブルにどうぞ」
スムーズに入店からの着席である。
目の前に置かれた、お水とおしぼり…
ひとまず、ゆっくりと水を飲み、メニューを手にする。
メニューも決めているので、そのまま店員さんに注文
タン二人前、ミノの塩いち… ハラミはありますか?(ちょっと常連ぽく)ありますよ。じゃあ、いち… それから、ごはんの小をひとつ…
しばらく待つと、スグに運ばれてきた焼肉達…
まずは、牛たんを二枚、鉄板の上に並べる… ジュー!!!!
キャメラを出して、パシャリ
おお、良い感じに焼けてきた…
なんせ、今日はこの美味しそうな牛たんを独り占めだ
ちょこっと、塩胡椒を付けて、頬張る。
ウマい!これだ、これ!
続いて、二枚牛たんを並べ、ひとつだけ塩ミノを並べる
絶妙なタイミングでひっくり返し、しばらく待つ
他の店よりも厚めの牛たん… 食べ応えがある。
ウマい
二枚食べ終わる頃に、塩ミノが良い感じで焼き上がる
コリコリした食感が堪らない。中が少しレアなくらいが柔らかくて美味しい。
続いて、牛たんを二枚と塩ミノを二切れ…
今度は、焼き上がった牛タンにフレッシュレモンをたっぷり搾ってみる。数人で来るとこんなにもゆっくりとは愉しめない。
ジューシーな牛たんとネギ塩の辛み、そして、フレッシュなレモンの酸味が見事にマッチしている。
丁寧に丁寧に二枚ずつ焼いて、食べる
こんなに贅沢な時間を愉しめるとは…
ひとり焼肉がクセになりそうだ…
キレイに食べ終わった、牛たんと塩ミノ…
鉄板には、焦げたネギ塩が残っている…
次の数量限定ハラミに失礼がないように、鉄板を交換してもらう
ほーいいじゃないか、いい色をしている、いい顔をしている
焦るんじゃない 俺は腹が減っているだけなんだ
まだ一枚も焼いていない、まっさらな鉄板に限定ハラミを一枚だけ乗せてみる
いい音と、いい香りがするぞ
早くご飯来ないかなぁ 焼き肉といったら白い飯だろうが
うん、うまい肉だ いかにも肉って肉だ
慌てるな 心と胃袋がつんのめってるぞ 俺!
ああ なんてことだ 食べ始めているのに さらに腹がへっていくかのようだ
ハラミがこんなに美味しいとは知らなかった、ロースよりもカルビよりも…
うまかった、ひとり焼肉も悪くない。いや、クセになったかも。
贅沢なことだが、モノを食べる時はね 誰にも邪魔されず 自由で なんというか救われてなきゃあダメなんだ 独りで静かで豊かで…
ごちそうさまでした…
焼肉ソウル
[住所]山口県下関市竹崎町3-2-18
[電話]083-222-4310
[営業時間]11:30〜23:00
[定休日]月曜日