私の師匠、坂本先生に感謝です。
今年も9月1日にiPhoneのカレンダーに表示された、私の師匠の誕生日。今私がこうして、この業界で33年も続けていられるのも坂本先生のおかげです。
とは言いながら、あの日から全然お墓参りに行くことも、線香をあげることも無く、失礼な私です。
バブル全盛期に店舗デザインで一世を風靡した坂本先生。32歳の若さで人気店をデザインして、ゴルフ場やホテル、レストランなど華やかに仕事をしていました。東京にも事務所を構え、BMWに乗って颯爽と現場に現れる姿はまさにスターでした。
でも、それは突然にやって来た。まさかの高速道路での事故で帰らぬ人に… 事務所に掛かってきた電話… あの日のことは今でもハッキリと覚えています。
私は、先生への憧れを背負ったまま… 独立。その後、バブルははじけ、何一つ良い思いは出来ませんでした。でも、それは、バブルの問題では無く、私自身の能力の無さです。
いつも先生のようにと、カタチばかり真似をしていたあの頃… もちろん、上手くいくはずはありません(苦笑)
やはり、経営者は腹を括って、理念を持って会社を運営しなければいけないのです。
自分のため?売上のため?儲けのため?
もちろんそれも必要なのですが、それを目的にするのは違う。まずはクライアントのために、そして、スタッフの働く目的をしっかりと理解した上で、社会貢献できる会社の仕組みを創るべきだと思うのです。
坂本先生、これからもよろしくお願い致します。