本日、54歳になりました。
店舗デザインの業界に入ったのは、大学を中退した19歳の時… 下関にあった坂本デザインオフィスに入社。当時はバブル全盛期!面白い案件を予算関係なしにイケイケドンドン(笑)
そんな矢先に、師匠である坂本先生が交通事故で他界。それから、再就職はせずに起業をするのだが、1990年、まもなくバブル崩壊…
スタッフ三人で、小さな小さなデザインの仕事をやりながら学生のクラブ活動のように少しずつ実績を積んでいき。2000年ぐらいからインターネットでホームページ制作も本格的に導入!
経営者としては0点でしたが、プレーヤーとして日々奔走していたあの頃… 常に頭は自分の作品づくりでした。でも、ある日、あるオーナーに言われるんです。人のお金で作品づくりするなよ!って。
そうなんです。そのクライアントが人生をかけて集めた資金を預かって私たちはお店をつくるのです。絶対に繁盛店にしなければイケないのです。それが商業デザイン!
それから、面白い税理士と知り合い、ここから経営者としての覚悟がハッキリと認識!つまり、商売とはこういうものだと。。。。。
だから、デザインに入る前にクライアントの覚悟がとっても大事なのです。私はあなたの業界のプロではありません。そこはしっかりと頑張ってもらわなければいけません。この会社は、このお店は私のものではあありません。頑張るのは社長です!
その覚悟が出来れば、私は命をかけて戦略を考えます。諸葛孔明のように!方法論は沢山あります。事例だっていくつもあります。でも、それを実行するのは社長です!一緒にこの難関を突破しましょう!
若いときにがむしゃらに突き進んでいた自分とは違う… 54歳という年齢… これから先は賞味期限が限られています。経営者としてこの先をどうするのか?そんな話を同世代の経営者さんとよく話をします。私が未来へとつなげることが出来るのは… 何だろうかと… 私が未来に残せるモノは何だろうかと… 人生としてはまだまだあると思いますが、賞味期限としては限りがある。そう考える今日この頃です。