菊川そうめん・菊川町手延べそうめん組合・JA山口県・山口県農業協同組合・道の駅きくがわ
昨日に続き、「下関ねぎ」と「福ねぎ」のPR動画撮影のために… 一番相性の良い食べ方は… そう「菊川そうめん」ではないでしょうか!
と言うことで、山口県農業協同組合 菊川営農センターさんのキッチンをお借りして、菊川そうめんの料理収録です。
皆さんは菊川そうめんをご存じでしょうか?
貴和の名水と盆地ならではの寒暖差が条件的に良かった、菊川町でそうめんづくりがはじまりました。
そうめんづくりでは生地を伸ばす作業を何回かに分けて行いますが、その都度休ませてから細く、長く伸ばす。例えるならば「そうめんを鍛える」(筋肉を鍛える際にトレーニングで断裂させた筋肉を、一旦休んで修復させることを繰り返して筋肉を大きくしていくような感じですね)
鍛えて伸ばしたそうめんはしっかりしたコシがあり、茹でて置いておいても伸びにくく切れにくくなります。
湯がく時はたっぷりのお湯で1分程度、湯から上げたらしっかり強めに洗います。
手延べそうめんは生地を1本にして伸ばしますが、その時に油を使っているので、茹でた後にしっかり洗うことで表面の油を落とします。麺の油を落とすことで、小麦の風味が感じられるようになります。
今回は、菊川町手延べそうめん組合の加島組合長ご夫妻に調理などをご協力頂いたのですが、菊川そうめんを湯がいてから、冷水で締めるときのしごき方が、半端ないチカラでゴシゴシとやっている姿を見て、鳥肌が立つくらい感動しました。
通常の機械でつくったそうめんではこんなにしごけば切れたりつぶれたりするのですが、手延べそうめんの菊川そうめんだからこそ…「そうめんを鍛えている」からこそなんですね…
だから、しっかりしたコシがあり、茹でて置いておいても伸びにくく切れにくくなるのです。
実は私は、あの柔らかくて細いそうめんが苦手でして… 進んでそうめんを食べることは無かったのですが、この鍛えられた手延べの菊川そうめんはしっかりしたコシと麺の香りが、今までのそうめんの概念を変えてくれました。
撮影は、更に進み… 夏のそうめんから、冬のにゅうめんへ…
冬の季節は、湯がいたそうめんにトッピングして、細かく刻んだ「福ねぎ」をダイナミックにドバッと入れるのがポイント!
小さく刻んだ「福ねぎ」が麺に絡み菊川そうめんの風味と「福ねぎ」の風味が相まって食欲をそそります。
今年50周年を迎える菊川そうめんですが、地元の私たちでも知らないことだらけ… もっともっと沢山の方に知ってもらえば、食で幸せになれる人が増えると思う!
終始愉しい撮影現場となりました。
さて、次の現場は「道の駅きくがわ」です!
菊川町手延べそうめん組合・JA山口県・山口県農業協同組合