沢山のメッセージありがとうございます！
「BOSS思考」という問題解決する為のアイテムを経営者に伝授する。それを使いこなせるかどうかはあなた次第だ！
何だかいきなり乱暴な文面から始まりましたが… 35年近くデザインという仕事をやって来て、今、53歳になって考えること…
大学を中退して覚悟も中途半端で入社した下関のデザイン事務所。ここではバブル時期と言うこともあって、本当にお金や予算も考えなくて色やカタチや材質にこだわったデザインがもてはやされました。私は当時、店舗デザイン事務所に居たので建築デザインがメイン… 大きなレストランやラブホテル、ゴルフ場など思う存分槍散らかしていました（苦笑）
その後、事務所の先生（私の師匠）が交通事故とで他界し、事務所はクローズ… 色々な会社からのお誘いもありましたが、若気の至りで独立（もちろん、この時点でも覚悟なし）そこから、一気にバブル崩壊！元々覚悟も準備も無く独立していたから、この苦境を乗り越えることも出来ず、暗黒の時代へと突入です。
年収7万円と、今となってはどうやって生活していたのかも思い出せない時代でしたが、学生生活のように意外と本人は愉しんでいたような気もします。
そこから、デザイナーという意識は持っていたので、建築デザインで空間づくりをしただけでは「お店」はつくれないということに気づき… 当時建築屋さんはWindowsが当たり前でしたが、スペースデザインATOZはMacintoshを導入して、いち早くグラフィックデザインの様な真似をしていました（苦笑）
そこから、ロゴマークやメニュー、チラシなどの販促物などに関わるようになり、私の知識や経験も増えていきました。
ここから機転があったのが2000年頃、刑事ドラマ好きが高じてインターネットの世界へ！まだまだ普及率の低かったインターネットでしたが、このツールを使うことで全国の刑事ドラマファンとつながることが出来、コミュニティをつくり管理者として運営することを体験しました。刑事ドラマファンが集まったと言うことで、金曜ロードショーの特番でやることになった太陽にほえろ！をプロデューサーや監督、共演者と共に盛り上げることにも一役買うことになり、今ではネット上のルールがしっかりと決まっていましたが、当時は全てが初めてでやったモノ勝ち的な感じで、最終的にはシリーズ三本とも撮影現場に呼んで頂き、その時の様子は私のホームページで公開していたという、著作権も何もあったもんじゃあないという状況でも、テレビ局、芸能事務所（石原プロモーションなど）などの許可も公認（公認と行ってもネット上での公認という定義は無かった）と言うことでやっていました。
店舗開業する為には「建築デザイン＆設計＆施工」とロゴマーク、メニュー、チラシなどの「グラフィックデザイン」そして、今や重要なツールである「ホームページ制作」やSNS運営など… 繁盛店にするために必要なアイテムをデザインするということをずっとやっていて気づいたことがあるのです…。
プロジェクトを成功させるために何よりも大事なことは… 「オーナー・経営者」の「覚悟スイッチ」を入れること。
流行や好みで整えた色やカタチをデザインという言葉で包んだアイテムをオーナー・経営者に渡しても使いこなせない、理由をつけて使わない、最悪なのは上手くいかないのをそのアイテムのせいにする。なんて事態も発生したりするのです。
プロジェクトを成功させるためには、オーナー・経営者にとってやることが多いんです。接客、製造、集金、発注、新メニュー開発、新商品開発、人材育成、問題解決、組織マネジメント、経営、経理、税金… もっともっとあります。しかもそれを瞬時に判断しなければならないことも沢山あるし、判断した結果は自分が責任を負わなければいけない… オーナー・経営者って、本当に大変なのです。
そんな、オーナー・経営者に色やカタチを整えただけのデザイン論で打ち合わせするのでは無く、ロジカルに強みと問題点を見つけ、計画を立てて、それをどうビジュアル化したら良いのかという視点でデザインをひとつの方法として提案・実行していくのが私の今まで培ってきたデザインという仕事ではないかと思うのです。
オーナー・経営者なら、きっと求めているであろう私の「繁盛店をつくる」というノウハウをまとめた「BOSS思考」をこれからも伝授していきたいと思います。
まずはオーナー・経営者自身が覚悟を決めて、目標を掲げ、スタッフ全員を同じ方向に向け、方法を論じるのはそれからです。
